時間というものは一時間あったら50分しか使ってはいけないものだ、とわしは子供の時おそわった。
どんなに根を詰めても10分は休まないとな。
朝の8時から起きて一日を過ごせば、午後8時にはほぼ完全な休息に入らなければ人間は人間でなくなってしまう。
10歳以下の子供なら午後8時はもうベッドに入っている時間である。
眠るためでもあるが、日常とは切り離された時間のなかで、いろいろなことを考えるためです。

日本のひとは時間を隙間なく埋めてしまうのが大好きなようにみえる。
「ぎっちりした時間」が出来上がると、ちょっと嬉しそうだ。
逆に午後4時から午後7時まで「なにもない空白」な時間があると、とても不安になったりしそうである。
この3時間を、どうやってすごせばよいだろう。

ほんとうは、3時間も空いてしまったら、大チャンスなのだから、もしきみが海辺の町で仕事をしているのだったら、ベーカリーによってクリーム・バンを買って、コーヒーのボトルをもって、海辺のベンチに歩いておりていって、ぼんやり海を見ているのが良いのです。
ずっと昔のことを考えて、ああ、あんなことあったなあ、と頭の奥のすみっこで曖昧な輪郭をなしている記憶を呼び起こす。
持っているクルマのサードギアがスムースに入らないのはなぜだろうと思う。
自分にはどんな伴侶が向いているのだろう。
SFって読んだことないけどおもしろいのかな。

文明人の特徴というべきか定義というべきかは、まさにこれであって、文明人で精神が健全なら「3時間」などは、そうやってぼんやりものごとを思い浮かべているだけであっというまに経ってしまう。
そうやって3時間を過ごせないで退屈してしまうひと、というのは、それだけ自分の中の文明が破壊されてしまっているのだと思います。

若い頃しか脳は成長しない系の話も、ロンドンのタクシー運転手が転職した年齢に関わらずみんな地理の認識に関わる領域がすげー発達してるみたいな研究から反証されてたような気がするので、若い人も若くない人も「生まれ変わったらこれ勉強したい」みたいなことがあれば是非今すぐ今世で勉強すべき。

okazu-shokudo:

にんじんしりしりを作ろうと思っていましたが途中でサラダに大変身。

しりしりしたにんじん(もしくはやや太めの千切りにんじん)にかいわれと小さいツナ缶を油ごと混ぜ合わせて、三杯酢にごま油・練りからし・すりごまを混ぜたつゆをかけて混ぜます。20分くらい冷蔵庫で休ませてしんなりしてきたころが頃合です。とても!とても!おいしいです。